開催展望
青森競輪G3開設75周年「みちのく記念競輪 善知鳥杯争奪戦」が20日から23日まで開催される。中心は地元の新山響平。同じくSSの郡司浩平、ビッグレース初制覇を果たしたばかりの南修二らと熱戦を繰り広げる。
新山は前走G2福井「共同通信社杯」(6、1、7、1着)で準決勝敗退も状態は上向き。一次予選は自動番組による3番手回りで参考外。二次予選では正攻法に構え、赤板で皿屋豊を突っ張ると、カマしてきた石原颯も合わせ切って誰も出させず。佐々木真也が好スピードでまくってきたものの、さらに合わせて番手の横でいっぱいに。しっかり踏み切って1着。ラインは2車ながら「全部突っ張ろうと思っていた」と異次元の強さを見せた。準決勝は車番が悪く、番手が絡まれ裸逃げとなり敗退も、最終日は後ろが競りとなる中、豪快なまくりで快勝。今大会は守沢太志、永沢剛、佐藤友和、阿部力也ら援護も厚く、19年大会以来の地元記念制覇が期待できそうだ。
郡司は「共同通信社杯」(8、2、1、2着)でまさかの初戦敗退。初戦は後ろ攻めとなり、何度も厳しいけん制にあった結果で、2日目以降は本来の力強さを発揮した。今大会は前回の悔しさをぶつけてくるだろう。
波に乗るのは「共同通信社杯」(1、2、1、1着)でビッグレース初Vの南修二。今回は目標が手薄も、鋭い差し脚で勝ち進んでくるだろう。
このほかでは後藤大輝、荒井崇博、阿部将大らの九州勢も侮れない。
(報知新聞社)

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