松阪競輪開設75周年記念GⅢ

蒲生氏郷杯王座競輪

開催展望

 難解もSSの4人に期待する。

 郡司浩平は前走青森記念を優勝し、決勝不進出、失格等の悪い流れを払拭した。加えて松阪は19年にGⅡを優勝、今年1月は深谷知広がいたとはいえ完全Vと相性は悪くない。今回は深谷不在だが、今年7回目の優勝を松阪で決める。当地記念を連覇している点も心強い。

 古性優作は、前走GⅡ決勝失格など近況の動きはひと息。ただ建て直す時間は十分にあるし、近畿は岸田剛など援軍も多い。もともとトリッキーな動きはお手の物だけに、たとえ援軍が少なくても苦にしない。逆転も十分に可能だ。

 犬伏湧也は、前走奈良でのVは力強かった。犬伏本来のスピードが存分に発揮されていた。自分のタイミングで仕掛ければ、その速攻で逆襲も。自在性を増した松本貴治が番手なら、犬伏はレースがしやすいだろう。

SSの走りを披露しているのが新山響平。果敢な攻めで持ち味を発揮している。ここ松阪でも積極的な走りで、他を圧倒する。果敢な攻めで今年の初優勝を松阪で飾り、前走地元青森GⅢ決勝2着の悔しさはらす。

これらSSを迎え撃つのが、地元の中部勢。浅井康太は柔軟な走りで、今年4Vと結果を残している。皿屋豊はホームバンク。練習地の松阪でGレース初Vをつかみ取りたいところ。近況の動きも前走青森GⅢ③⑨①②など悪くない。西村光太も松阪がホームバンク。追い込み型だが1着率が高く、S級で松阪でも優勝経験がある。この3人が中心となり、中部勢をけん引していく。


                  (中日スポーツ)

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