開催展望
岐阜競輪の「開設77周年記念 長良川鵜飼カップ」(GⅢ)は26日からナイターで開催。共同通信社杯を戦い終えたばかりのトップレーサーが中心となって白熱バトルを展開する。
地元の岐阜勢は豊富な戦力で外敵を迎え撃つ。中心となるのは人気と実力を兼ね備える山口拳矢だ。天性のバネを生かした鋭いタテ攻撃が魅力で、フレームを替えるなど試行錯誤しながらさらに戦闘力アップを図っている。岐阜は2021年のGⅡ共同通信社でV。初めてビッグレースを制して実績のあるバンクだ。初の岐阜記念制覇を目指して激走する。 後輩の岩井芯は非凡な突進力が売りの大型先行。レース運びに課題があるが、その中でもGⅢを2回も優勝してポテンシャルの高さを示している。今回はメンバーレベルが一段上がる記念開催。どこまでやれるか楽しみだ。吉田有希は7月に茨城から岐阜に移籍して話題になった。近況はこれまでの戦歴からすれば物足りない。状態は悪くないないだけに、会心のレースをして浮上のきっかけをつかみたい。 近畿は脇本雄太が視線を集める。2月熊本のGⅠ全日本選抜では寺崎浩平の番手からまくって早々とグランプリのチケットを獲得したが、昨年10月に左肘を骨折した影響は残ったまま。思うようにダッシュができないなど歯がゆい思いをしながら戦っている。前回の共同杯でも苦戦する様子が見られたが、3日目には痛烈なまくりを披露。バンクレコードの8秒8に迫る上がり8秒9を叩き出してバンクを沸かせている。もともとのポテンシャルが異次元だけにいいスタートを切れれば席巻十分だ。大事な戦いが待っている嘉永泰斗はいい流れを作りたい。共同杯は展開に泣いて二次予選Bを突破できなかった。3日目にはしんがり負けも喫したが、後方に置かれた最終日は打鐘からロングまくりを敢行。逃げる志田龍星をバックでとらえると、清水裕友のまくり追い込みをしのいで気を吐いた。脚自体は問題がないため、今回ばん回したいところ。とくにこのあとはGⅠ寬仁親王牌、地元の熊本記念が続くため気合満点で登場だ。九州は嘉永のほかにも有力選手が2人参戦する。山崎賢人は落車が続いているが、高いレベルで機動力が安定。共同杯でも2勝を挙げている。前回四日市で優勝を飾った山田英明は強力な自在脚とレースのうまさが光っている。 松浦悠士は前々回の青森で今年2回目の記念優勝を果たして健在をアピール。機敏な立ち回りと鋭いタテ脚は他派にとって脅威だ。楽しみなのは6月に特進でS級に上がってきた猿楽楓樹との連係戦。若武者が飛び出して強地脚を発揮してくれれば松浦が腕の見せどころとなる。
(中日スポーツ)
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