和歌山競輪開設75周年記念

和歌山グランプリ

開催展望

 2025年の西日本グレードレース初戦となる和歌山競輪開設75周年記念「和歌山グランプリ」(G3)が10日から4日間、開催される。KEIRINグランプリを制した古性優作、窓場千加頼や東口善朋らの近畿勢、S班の新山響平、好調の松本貴治が参戦し、熱戦を繰り広げる。
最強レーサー・古性が今年の初戦に臨む。昨年末の静岡「グランプリ」では、盟友・脇本雄太の先行に乗り、ゴール前抜け出して2度目の制覇。スキのない運びに加え、タテ、ヨコとも超一流。今回は昨年ブレイクした窓場や、地元勢と分厚い近畿ラインで臨む。昨年に続きここ和歌山で最高のスタートを切る。
 新山は3シーズン目のS班。静岡「グランプリ」は単騎で難しい立ち回りを強いられ5着。出来自体は悪くなかっただけに、今回は雪辱を期す戦い。菅田壱道、大槻寛徳、大川剛らとの連係で打倒・近畿をもくろむ。
 防府、松山と記念で連続優勝を果たした松本が侮れない存在。中四国勢の援軍は少ないが、流れに応じた柔軟攻めで上位をうかがう。
 他では小林泰正、吉沢純平の関東勢も実力十分。山田英明、小岩大介の九州コンビもしぶとく迫る。「ヤンググランプリ」覇者の纐纈洸翔も、思い切った走りで沸かせてくれそうだ。

【写真】和歌山記念に出場する(左から)新山響平、古性優作、窓場千加頼


(報知新聞社)

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