
開催展望
久留米競輪開設76周年記念「第31回中野カップレース」が6月28日~7月1日の日程で開催される。S班は郡司浩平1人だが、太田海也、松本貴治、南修二ら各地区から実力者が参戦。地元の九州勢もコマが揃っている。
郡司浩平がシリーズの中心だ。今年は記念をすでに5回の優勝。高松宮記念杯では決勝3着と、苦しんでいたGⅠでの結果も上がってきた。どのレースでも安定感は抜きんでている。和田真久留を相棒とし、冷静沈着に優勝を目指す。
中四国は清水裕友は高松宮記念杯の激闘のダメージがあったか欠場となったものの、太田海也と取鳥雄吾に加えて松本貴治と戦力は揃う。そして石原颯の状態が良く、勢いを重ねていく。太田の実力が争覇級なのは言うまでもなく、取鳥からしても記念初優勝のチャンスといえる。
九州勢だが、地元期待は新鋭・後藤大輝だ。GⅠにも出場するようになり、今回は決勝進出を目指す立場。ベテランになった坂本健太郎、吉本卓仁、田中誠の〝久留米三羽烏〟や北津留翼、小川勇介、熊本の松岡貴久、松岡辰泰に、落車がちなのは気になるが心強い伊藤颯馬と力を合わせていく。
近畿勢は南修二、三谷将太とコワモテ2枚看板が出場。〝ヨコ〟を魅せるハードな競輪にも注目だ。
関東は宿口陽一、小林泰正、神山拓弥に佐藤礼文らが食い込みを図り、中部は1班が西村光太1人なので隙を見つけての戦いになる。北日本は新山響平、阿部力也、高橋晋也と主力が軒並み欠場。和田圭、渡部幸訓、大槻寛徳ら追い込み陣は他地区との連係も視野に上位進出を狙うことになる。




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