玉野競輪GⅢナイター

車輪疾駆の風々杯

開催展望

 玉野競輪のGⅢナイター「車輪疾駆の風々杯」が11~14の4日間、開催される。高松宮記念杯前のGⅢのためS級S班らトップクラスの参戦はないが、実力差が小さく激戦必至のシリーズになりそうだ。近況成績のいい木村隆弘(徳島)、纐纈洸翔(愛知)―坂口晃輔(三重)の中部コンビ、差し足堅実な大森慶一(北海道)、新鋭・野中龍之介(神奈川)らが優勝を狙う。ガールズケイリンも2レースあり、畠山ひすい(神奈川)、岡本二菜(東京)、永礼美瑠(愛知)、吉岡詩織(広島)、河内桜雪(群馬)らが出場する。

 40歳の木村が今年に入って急上昇している。2月小松島FⅠからコンスタントに決勝に進出し、4月名古屋GⅢは2次予選、準決を連勝で勝ち上がり、決勝6着に奮闘した。続く5月広島FⅠでS級初優勝を飾り、前走青森のミッドナイトGⅢも決勝2着に好走した。青野将大にまくられたものの、北津留翼の先行を利し2着に入った。差し足は堅実で競走得点を109点台に押し上げた。同県の久田裕也、阿竹智史、メンバー次第では九州の岩谷拓磨、林慶次郎らを目標にできる。GⅢ初優勝のチャンスとみる。
 纐纈は前走宇都宮GⅢでは勝ち上がれず途中欠場したが、まくりの切れ味はメンバー中上位。名古屋GⅢは連日、見せ場を作りオール2着と好走した。展開に応じて自在に攻めて勝機をつかむ。坂口は名古屋GⅢの2次予選でまくった纐纈を差し切った。連係実績のある纐纈に乗って差し足を伸ばす。
 ベテラン大森は松阪GⅢ、函館FⅠで連続決勝に進出するなど安定している。北日本同士の高橋晋也や、南関勢の機動型を目標にしそう。
 3月に特昇した127期の新鋭・野中にも注目したい。強力な先行型は不在なので、ペースで駆けることができれば一発がある。
 地元の三宅達也は四国勢、九州勢と連係して上位進出を目指す。近況いい中村圭志は岩谷や林次第で優勝争いに入ってくる。
 ガールズケイリンもパールカップ前の開催のため、実力伯仲のシリーズになりそう。その中でも今年2度優勝の畠山がややリードしている。4月小田原で山原さくらを相手に先まくりで優勝した一戦が光る。先行、まくりで活路を開く。積極型の吉岡は前回防府決勝(2着)はグロの2着失格で繰り上がりだったが、外国人相手に好走した。昨年は4度優勝しているが、今年は決勝での2着惜敗が多く、初優勝を飾りたい。自在戦の岡本や永礼、3場所連続で決勝進出の河内らも圏内だ。(日刊スポーツ)

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