松阪競輪開設74周年記念G3

蒲生氏郷杯王座競輪

開催展望

 松阪競輪の大阪・関西万博協賛 開設74周年記念G3「蒲生氏郷杯王座競輪」は23日から26日まで、4日間の日程で行われる。S級S班からは昨年のグランプリ覇者・古性優作に、郡司浩平、岩本俊介の3人が出場。ほかにも深谷知広、佐藤慎太郎らのタイトルホルダーを含めて、全国各地の強豪レーサーが集結。迎え撃つ地元中部地区勢は浅井康太ら精鋭がそろう。
 注目はもちろん古性だ。昨年は2つのG1を制すると、年末の静岡では自身2度目のグランプリ制覇。今年初戦となった直前の和歌山記念では昨年に続く連覇を達成した。決勝は同じ近畿地区の地元勢とは別線を選択して、まくりでの勝利と、改めてケタ違いの力を示した形。この松阪バンクでも、いっさい妥協のない攻めでシリーズを盛り上げる。
層が厚いのは南関東勢。S級S班の郡司、岩本に加えて、G1・2Vの実績を誇る深谷も参戦。ほかにも新村穣、大石剣士ら機動型がそろう。
 5年間在籍したS級S班からは陥落となったが前回の大垣F1戦で貫禄の立ち回りを見せた佐藤、昨年11月の当地G3戦では長島大介と好連係を見せて優勝した芦沢辰弘がいいイメージを持って松阪に乗り込んでくる。
 そして気合が入るのは地元地区の中部勢。中でも主砲・浅井は松阪記念を62周年、71周年と2回優勝。走り慣れたバンクで総合力を発揮へ。谷口遼平、皿屋豊、西村光太に加え、潜在能力が開花しつつある村田祐樹らもタイトル奪取を目指して躍動する。

注目選手の古性(中央)、岩本(左上)、郡司(左下)、深谷(右上)、浅井(右下)


(スポーツ報知)

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