開催展望
松阪競輪で9月8~10の3日間、ウィンチケットミッドナイトGⅢが無観客で開催される。S級7レース、ガールズ2レースの計9レース制で、S級は追加参戦の新田祐大(福島)が中心となる。同県の伏見俊昭、機動力ある中釜章成(大阪)、追い込み主体にまくり足を備える小原太樹(神奈川)、差し足切れる岩津裕介(岡山)、山田諒(岐阜)―坂口晃輔(三重)の中部ラインも小差で続く。ガールズは新人・酒井亜樹(大阪)が本命だ。地元の竹野百香(三重)、熊谷芽緯(岩手)、新人・半田水晶(茨城)がどこまで酒井に迫れるか注目だ。
失格のため2班に降級した新田だが、スピードとパワーはトップクラスだ。2カ月半の欠場から復帰直後は優勝できなかったが、8月いわき平FⅠ、岸和田FⅠをともに3連勝で優勝した。持ち前の機動力で勝ち上がり、決勝はいずれも北日本の若手を目標に番手まくりで優勝した。直前の西武園GⅢは12⑥2と準決以外、自力勝負で結果を出した。機を逃さず、一気のまくりで仕留める。新田には同県伏見が付ける。1着回数が増えているように好調を維持している。新田の仕掛け次第では差し切りもある。
小原は5月宇都宮GⅢ優勝が記憶に新しい。南関ラインの目標がないので、福島コンビの後ろか、足をためて自在戦に出そう。中釜は7月名古屋から4場所連続でFⅠ戦で決勝に駒を進めている。まくりの破壊力はかなりのもので、新田より先に仕掛ける展開なら勝機が出てくる。中釜には近畿ラインで東口善朋がマーク。前場所の岸和田を制しているようにベテラン健在だ。
山田―坂口の中部ラインも軽視はできない。坂口はFⅠでコンスタントに決勝に進出しているし、山田に乗って直線で差し足を伸ばす。小川真太郎は自力勝負か、同県の小川三士郎を目標に上位進出を目指す。追加で参戦する岩津は、函館GⅠオールスター競輪で決勝に進出(8着)、西武園GⅢで2勝を挙げるなど好調をキープしている。同県の片岡迪之や徳島勢と連係してチャンスをつかみたい。他では先行力ある吉田有希、2班では自在な簗田一輝、機動力ある橋本優己が面白い。
ガールズは新人でナショナルチーム所属の酒井がシリーズリーダーだ。女子ルーキーシリーズプラスを優勝し、デビューから13走し11勝2着2回とほぼパーフェクトな成績を残している。ガールズのトップクラスとの対戦は少ないが、これからどんどん伸びる逸材。先行、まくりで圧倒するシーンも。自力勝負で成績を上げてきた竹野は、思い切った戦法で活路を見いだしたい。追加あっせんの熊谷は、積極策で成績を上げており大駆けもある。新人の半田水晶は積極策で見せ場をつくる。
(日刊スポーツ)






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