開催展望
松戸競輪GⅢ開設73周年記念・燦燦ダイヤモンド滝沢正光杯が8月26~29日の4日間、ナイターで開催される。S班は郡司浩平、平原康多の2人が出場を予定している。大会連覇を目指す岩本俊介、和田健太郎、野口裕史の地元勢や実力者の三谷竜生、深谷知広、諸橋愛らも虎視眈々(たんたん)と優勝チャンスを狙う。(電投番号「31#」)。
南関のエース郡司を中心視した。オールスター競輪は2次予選で敗退したが、最終日優秀は町田太我の逃げを豪快なまくりで仕留めており、1次予選2で落車した影響は小さいとみる。今年は4月小田原、8月富山の開設記念を制しているように短走路の成績が抜群だ。賞金ランキングは現在13位。南関地区のGⅢで賞金を上積みし、9月以降の終盤戦に弾みをつけたい。
そろった地元勢の一発に注意。昨年12月の当所記念で、岩本は松井宏佑の逃げを目標に2段駆けで優勝し、和田とワンツーを決めた。オールスターの最終日は、坂井洋の先行を豪快にまくって1着と今回につながる走りを見せた。自力勝負が基本だが、郡司や深谷知広、地元同士の野口らと同乗した場合、2番手を回るケースもありそう。和田はオールスターで2着2回とベテランらしく調子の波が小さい。マークはしぶとく、南関ラインの司令塔として自力型をもり立てる。
平原は4月武雄記念の落車で右肩甲骨を骨折した影響が大きく、今年は流れに乗れていなかった。だが、地元開催のオールスターで決勝に進出し復調気配が漂う。吉田有希、菊池岳仁ら関東ラインの若手積極型を目標に今年初優勝をもぎ取れるか。諸橋は7月前橋で通算400勝を達成するなど差し脚は安定している。平原らとの連係で上位進出を狙う。
前半戦好調だった三谷はS班撃破のパワーが十分あるだけに、きっかけがほしい。自力勝負で活路を開く。成績の波が大きい深谷だが、主導権を取ったときの粘りは強靱(きょうじん)だ。一気のカマシ逃げが決まるシーンもありそうだ。ほかではオールスターでGⅠ初決勝の松本貴治や、松本と中四国ラインを組む岩津裕介らが上位陣を脅かす存在になる。(日刊スポーツ)
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