開催展望
G1準Vの犬伏が力を見せる! 松山競輪の開設75周年記念「金亀杯争覇戦」(G3)が12月5日から4日間、開催される。中心は地元地区の犬伏湧也(徳島)。先日の小倉G1「競輪祭」で脇本雄太(福井)に食らい付き2着と気を吐いた。今回は松本貴治、渡部哲男、橋本強、佐々木豪らの地元愛媛勢に加え、取鳥雄吾(岡山)、町田太我(広島)も加わって中四国の層が厚いだけにチャンス十分だ。S班の深谷知広(静岡)、さらに浅井康太(三重)、松井宏佑(神奈川)らの実力者もそろって激戦模様だ。
犬伏は今年、ビッグ決勝が遠かったが、最後の「競輪祭」で大いに見せ場を作った。最後は脇本の底力に屈したが、大会終了時の賞金ランクを10位まで押し上げ、「グランプリ」は補欠。悔しさもあるだろうが、翌年の戦いに光が差したはず。地元の松本、橋本らと力を合わせてV奪取をもくろむ。
地力一番は深谷だが、「競輪祭」準決勝の落車の影響が気がかり。ケガの状態次第だが、松井や松谷秀幸(神奈川)と援軍には困らないだけに、やはり優勝候補の一角だ。
「競輪祭」決勝に進んだ浅井も存在感をアピール。三谷将太(奈良)も随所で好走が光った。九州からは北津留翼(福岡)、伊藤旭(熊本)が追加参戦ながら侮れない。「ヤンググランプリ」を控える地元の真鍋智寛にも注目したい。
(報知新聞)
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