広島競輪開設72周年記念GⅢ

ひろしまピースカップ

開催展望

 大阪・関西万博協賛 広島競輪開設72周年記念「ひろしまピースカップ」G3in玉野は12日から15日まで玉野競輪場で開催される。代替とはいえ地元戦の松浦悠士が4回目の大会制覇へ万難を排して臨む。前を任せるのは太田海也だろう。松浦に立ちはだかるのは新山響平が先導する北ラインだ。
 昨年も玉野で行われた代替記念は山田庸平が優勝。松浦は2年ぶりの広島記念Vを目指すことになる。今年は前半、落車負傷で思うような走りはできなかったが、後半に猛然と巻き返し。競輪祭の決勝3着が2着になっていれば、6年連続のグランプリが決まるとこまで持ってきていた。来年へ向け、今回は負けられないところ。玉野は今年3月を含め記念で2V。相性も心配ない。
 新山はグランプリ、太田はヤングGが直後に控えている。競輪祭との間が1か月以上あるので、今回は実戦感覚、及び自転車のセッティングなどを改めて見直すシリーズになりそうだ。世界で通用する脚の太田は出場機会の限られる中で、そろそろG3Vのステップを踏みたい。新山は豊富な北マーク陣の援護で、白星を積み上げるか。
 ほかでは和田真久留、山口拳矢、山田庸平らが有力レーサー。いずれもラインは手薄なので自分で道を切り開く。


(報知新聞社)

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