
開催展望
平塚競輪G3開設75周年記念「湘南ダービー」が10日から13日までの4日間、ナイターで開催される。今年のグランプリ(GP)開催地で行われる大会。近年G1開催が続いていたため、G3は前回GPが行われた22年以来の開催となる。郡司浩平、岩本俊介、犬伏湧也のS級S班をはじめ、松井宏佑、和田真久留、深谷知広、和田健太郎ら層の厚い南関勢、荒井崇博、伊藤颯馬ら九州勢など好メンバーが参戦する。
中心となるのは地元の南関勢。郡司は4月に行われた地元・川崎記念を完全V。直近のG1日本選手権(2、5、4、7着)は準決勝で4着に敗れたが、目標の松井が8番手に置かれる苦しい展開となったのが理由。1走目の特選は目標の深谷が苦しい展開での2着、2走目のゴールデンレーサー賞は吉田拓矢のけん制を受けてのもので、動きは悪くない。21年以来の大会制覇を狙う。
松井は日本選手権(4、1、3、5着)で決勝に進出。後方に置かれるケースが多いものの、二次予選では中野慎詞、山崎賢人との新旧ナショナルチーム対決を制するなど力は十分。和田真らと結束しホームバンクで躍動する。地元神奈川勢以外にも南関勢はSSの岩本、深谷、和田健と層が厚く、大会をリードする。
S班の犬伏はG3では安定した成績を残している。昨年7月の小松島記念VからG3は7場所決勝進出中。直近の日本選手権含めG1、G2は準決勝敗退が続いているが、大崩れはしていない。中四国はメンバーが手薄も単騎を苦にしないため、南関勢に抵抗できそうだ。
ほかでは九州勢がバランスの取れたメンバー構成となっている。伊藤颯、松本秀之介、松岡辰泰、北津留翼ら機動力ある選手に、荒井、園田匠、松岡貴久らが続く。前走の日本選手権は結果が奮わなかった九州勢だが、結束して逆転を狙う。
(報知新聞社)

【写真】(左上から時計回りに)郡司浩平、松井宏佑、犬伏湧也、岩本俊介、深谷知広
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