開催展望
大垣競輪開設71周年記念GⅢ「水都大垣杯」は3日から6日までの4日間、開催される。松浦悠士、佐藤慎太郎のSS勢に、ホームバンクの山口拳矢が当地記念初Vを狙う。また最終日6日の9Rでは、S級特進をかけたレインボーカップA級ファイナルが行われる。(電投番号「44#」)
富山の全プロ後に行われる記念開催。富山からの転戦組が多いメンバーだ。中心は地元の山口拳矢となる。5月のダービーではGⅠ初決勝で初優勝。年末のグランプリ出場と、来年のSS班を当確させた。直前の富山こそ振るわなかったが、競技の方ではケイリンで優勝するなど能力の高さを見せた。今回はホームバンクの大垣で力走。当地記念制覇を果たす。同県の橋本優己、志田龍生らと一致団結して上位へ。
ただバランスの良さでは中四国コンビか。松浦悠士は直前の富山を見る限り、動きは戻りつつある。また松浦にとって心強いのは犬伏湧也の存在。犬伏は富山でも圧倒的なスピードを見せつけた。大垣は、異次元のダッシュで3月に記念初制覇を飾った思い出のバンク。スピードタイプだが踏める距離も長くなっている印象で、さらに大きく成長した姿を見せてくれそう。
佐藤慎太郎の差し脚も安定している。今年は優勝こそないものの、堅実な位置取りが光る。追加参戦で援軍が手薄な状況でも、SSの底力でカバーする。
気配が目立つのは山田久徳が先頭になる近畿。近況は1着が多く感触は上々だ。直前の富山では連日、脇本雄の番手戦。初日は強烈まくりに食らい付き2着を確保した。ここはラインの先頭で俊敏性を発揮して。ラインの稲川翔は、番手をまわることになるか。富山スーパープロピストレーサー賞では近畿5人で別線となった両者も、今回は力を合わせて上位へ。(中日スポーツ)
このページに関するお問い合わせは:ctc.contact@graderace.com