
開催展望
四日市競輪G3ナイター「ベイサイドナイトドリーム(大阪・関西万博協賛)」は13日から16日までの4日間で開催される。近況ハイアベレージをマークしているのが南関東の和田真久留に、地元三重支部の皿屋豊。ほかにもG1タイトルホルダーの小倉竜二、当地でG3優勝経験を持つ柴崎淳、諸橋愛らレース巧者がそろった。また、今開催はガールズケイリンも行われる。今年に入ってV量産態勢に入っている太田りゆ、尾方真生、日野未来らが華やかにシリーズを盛り上げる。
和田が結果にこだわってシリーズに挑む。近年は選手層がグッと厚くなっている南関勢。和田も昨年6月のG1岸和田「高松宮記念杯」では決勝に進出。南関東ラインの3番手を回り2着。その内容が示す通り、和田にも南関東の中核を担うだけの力は備わっている。昨年10月にもS級S班不在のG3川崎を走り決勝に進出。4車結束となった南関東ラインの番手を回ったが、ゴール前に3番手の福田知也に交わされての2着。それだけに、今大会にかける思いは強いものがある。直前のF1平塚は優勝。弾みをつけての四日市入りだ。
地元支部の皿屋は悲願のタイトル奪取へ気持ちのこもった攻めに出る。近況、三重県で走ったグレードレースは、松阪で行われた昨年11月のG3と1月の開設記念。今回と同じS級S班不在のメンバー構成だった11月の開催は準決勝で攻めがかみ合わず7着。開設記念も連勝で予選を突破しながら準決勝で5着と、あと一歩のところで決勝進出を逃して、悔しい思いをした。2場所前のF1岸和田は単騎での優勝。直前のF1京王閣でも決勝に進出。「優勝を狙いたい」と高らかに宣言して、いい流れで四日市に乗り込んで来る。四日市記念3Vの柴崎淳、伊藤裕貴、柴崎俊光は日々鍛錬を積んでいるホームバンクで気合が入る。
総合力なら北津留翼だ。G1の決勝経験も豊富でG3はすでに6回の優勝。ややムラな面こそあるものの、形にはまった時の破壊力は文句なし。力を出し切るパターンに持ち込めば、あっさり白星を奪取できる脚力が備わる。北津留とともに九州勢は岩谷拓磨、松本秀之慎、瓜生崇智らが躍進を狙う。

スポーツ報知
このページに関するお問い合わせは:ctc.contact@graderace.com