取手競輪GⅢ

水戸黄門賞

開催展望

■開設74周年GⅢ「水戸黄門賞」あす開幕
3月当地GⅡウィナーズカップ覇者・脇本、ねじ伏せる

 取手競輪開設74周年記念「水戸黄門賞」(GⅢ)が、27日から30日まで開催される。主な出場選手は別掲の通りで、スピードスター・脇本雄太が登場。地元の吉田拓矢は気迫の攻勢だ。その吉田と連係する真杉匠や坂井洋、実力者・郡司浩平も見せ場を作る。熱いバトルが繰り広げられる4日間だ。

 《展望》SS戦士・脇本雄太が雄姿を披露する。3月に当地で行われたGⅡウィナーズカップでは期待に応えて優勝を飾り、改めて存在感を見せつけた。近況も充実モードで5月には全プロ記念競輪で覇を競い、前回のGⅠ高松宮記念杯でもV争いを演じている。今シリーズも回転力にものを言わせて別線をねじ伏せてみせよう。
 吉田拓矢からも目が離せない。調子は上々で5月には小田原FⅠを制し、前回の高松宮記念杯では2勝を挙げて準決へ駒を進めて実力を示した。この地元戦ではVを目指し、力を込めてタテ攻撃を繰り出す。目標にも恵まれそうで、真杉匠や坂井洋の番手を得れば有利に運べる。乗れている小林泰正と乗り合わせてもチャンスはふくらむ。

■郡司バンク好相性
 南関東のエース・郡司浩平は高松宮記念杯で盟友の北井佑季をVへと導き、男を上げた。今シリーズは福田知也か新田康仁とともに勝ち上がってくるか。取手では2020年に開設記念Vの実績があり、バンクとの相性はいい。
 守沢太志も見せ場を作りそう。前々回の向日町FⅠでは落車の憂き目に遭ったが、高松宮記念杯で3度の連対を果たして健脚ぶりをアピールした。ここでも差し脚を発揮して上位へ食い込んでこよう。
 混戦に強い山口拳矢、展開に応じて器用に走る山田庸平、自在戦が板についた松本貴治も怖い存在。地元で組み合わせに恵まれる武田豊樹と吉沢純平も軽視はできない。

脇本雄太


(サンケイスポーツ)

このページに関するお問い合わせは:ctc.contact@graderace.com