前橋競輪GⅢ

開設74周年記念 三山王冠争奪戦

開催展望

 前橋競輪G3 令和6年能登半島地震復興支援競輪 大阪・関西万博協賛 開設74周年記念「三山王冠争奪戦」が6月1日から4日間にわたって開催される。S級S班からは深谷知広、佐藤慎太郎、真杉匠の3人が参戦。地元関東勢は真杉に加え、5月に日本選手権競輪を制した平原康多、地元の小林泰正や佐々木悠葵らが迎え撃つ。このほかにも新田祐大、浅井康太、三谷竜生、松井宏佑と豪華メンバーが集結し、熱戦を繰り広げる。
 中心は関東勢。初のダービー王になった平原は昨年、前半だけで4度の落車など10年守ったS班の座を明け渡す屈辱も味わった。まだまだ復調途上ながらも「日本一」の称号を手にしたことで状態はさらに上向いたはず。その日本選手権で平原を決勝へ導いた真杉が追加参戦となったのも追い風だ。真杉は日本選手権未勝利で準決勝敗退ながらも初日、準決勝では平原の前で、ゴールデンレーサー賞と最終日は坂井を勝利に導くなど連日ラインを重視した積極的な走りを見せた。今回もSSとしてセンスの光った走りを見せてくれるだろう。地元・群馬からは日本選手権で決勝に進出するなど近況力をつけている小林、佐々木、恩田淳平ら多くの選手が参戦。関東一丸となっての活躍が期待される。
 深谷も注目の1人。5月の武雄記念では昨年8月以来、通算20度目のG3優勝で、S班復帰後初の優勝を決めた。5月の函館記念準Vと近況好調の松井の参戦も心強い。同県の岡村潤、同地区の松谷秀幸、佐々木龍らマーク陣も充実。南関で連係し関東に対抗する。
 このほか、2月の全日本選抜での先頭誘導員早期追い抜き失格以来となる新田にも注目だ。同所では22年の寛仁親王牌でグランドスラムを達成。思い出の地で佐藤と連係し、輝きを取り戻す。
報知新聞社

(左から)深谷知広、平原康多、真杉匠

(スポーツ報知)

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