![](https://graderace.com/wp-content/uploads/2024/12/IMG_0399.jpeg)
開催展望
「大阪・関西万博協賛 開設74周年記念・九十九島賞争奪戦(GⅢ)」が12月19~22日、佐世保競輪場で開催される。山崎賢人、荒井崇博、井上昌己の強力な地元勢が24年ラストGⅢに必勝態勢で臨む。九州同士の北津留翼、嘉永泰斗、伊藤颯馬らが地元勢を引っ張る。S班の松浦悠士、佐藤慎太郎、深谷知広はKEIRINグランプリに出られなかった悔しさを今開催にぶつける。
山崎は10月デンマークでの世界選手権自転車競技大会のケイリンで日本人として86年本田晴美以来、38年ぶりに金メダルを獲得した。スピード、パワーは世界レベルで帰国後、高知FⅠを優勝、岐阜FⅠで決勝2着と結果を出した。続く競輪祭は未勝利だったが、5走中4走で最終バックを取るなど積極的なレースが目立った。ラインの先頭で駆けるか、メンバー次第では優勝した6月久留米GⅢ決勝のように伊藤―嘉永―山崎で結束することもある。優勝へ最善手を繰り出す。
ベテラン荒井は117点台の競走得点を持っているように元気いっぱいだ。今年の優勝はFⅠの1回だが、8月平塚オールスターで3連勝で準決に進出、競輪祭では決勝5着などグレードレースでの好走が多い。山崎や九州勢の自力型を目標に差し足を伸ばす。差し足切れる井上は地元勢の3番手から直線勝負に懸ける。
松浦は競輪祭決勝でGP出場へ最後の勝負に挑んだが、惜しくも3着に敗れ、5年間在籍したS班から陥落する。とはいえ、競輪祭は4連勝で決勝に進出、前場所の広島GⅢin玉野決勝では、太田海也の逃げをフルに使って3角番手まくりで圧勝した。24年の終盤にきて松浦らしい俊敏な動きが戻ってきた。自力回数を増やしているし、完全復活を目指し今シリーズも自力勝負で活路を開く。
ベテラン佐藤は菅田壱道との連係で優勝を目指す。その菅田が競輪祭で決勝に駒を進めており、菅田のまくりに乗って佐藤が突っ込んでくるシーンもある。深谷は競輪祭で無念の落車棄権で地元のグランプリに出られなかった。直前の松山GⅢ決勝で後方からまくって2着に入ったように自力足はメンバー中、一番で九州勢をまとめて破る破壊力がある。
関東勢はともに自力タイプだが、佐々木悠葵―坂井洋の並びか。坂井は大垣GⅢを優勝するなど調子、流れともいい。浅井康太は手薄な中部勢で孤軍奮闘している。ほかでは今年ブレークした窓場千加頼や、窓場に付ける稲川翔、岩津裕介らが間隙(かんげき)を突いて優勝を狙う。
(日刊スポーツ)
![](https://graderace.com/wp-content/uploads/2024/12/IMG_0401-1-794x1024.jpeg)
![](https://graderace.com/wp-content/uploads/2024/12/IMG_0400-2-644x1024.jpeg)
![](https://graderace.com/wp-content/uploads/2024/12/IMG_0403-756x1024.jpeg)
![](https://graderace.com/wp-content/uploads/2024/12/IMG_0405-683x1024.jpeg)
![](https://graderace.com/wp-content/uploads/2024/12/IMG_0404-722x1024.jpeg)
![](https://graderace.com/wp-content/uploads/2024/12/IMG_0402-1-747x1024.jpeg)
このページに関するお問い合わせは:ctc.contact@graderace.com