京王閣競輪開設75周年記念

ゴールドカップレース

開催展望

京王閣競輪開設75周年記念「ゴールドカップレース」(GⅢ)、あす開幕
S級S班5人が参戦

 大阪・関西万博協賛 京王閣競輪開設75周年記念「ゴールドカップレース」(GⅢ)が25日から28日までの4日間の日程で開催される。最高ランクのS級S班からは古性優作、松浦悠士、真杉匠、新山響平、佐藤慎太郎が参戦。一線級が熱いバトルを繰り広げる。
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 SS戦士・古性優作が調子を上げてきた。8月にはGⅠオールスター(平塚)でファン投票1位の人気に応えて頂点を極め、続いてGⅢ富山記念を制覇。9月のGⅡ共同通信社杯(宇都宮)では準Vと好走し、10月にはGⅠ寬仁親王牌(弥彦)を連覇で飾った。ここでは村上博幸か同郷の南修二を引き連れ、縦横無尽に立ち回ってVをつかみにいく。
 真杉匠も快調だ。7月にGⅡサマーナイトフェスティバル(松戸)で脇本雄太と古性を沈めてVをゲットし、9月には地元で共同通信社杯を制覇して期待に応えた。寬仁親王牌は準決でしくじったが、3度の連対を果たしており調子は維持できている。今シリーズは平原康多とともに勝ち上がってこよう。
 平原は5月にGⅠ日本選手権(いわき平)を制して健脚をアピールし、今期も各地で連対を果たしている。ここでは真杉とのセットが見込めるが、小林泰正や吉田有希を目標に得ても有利に運べよう。
 昨年のグランプリ覇者・松浦悠士からも目が離せない。落車事故による臀部の負傷が響いて共同通信社杯では精彩を欠いたが、9月のGⅢ岐阜記念ではタテ脚を利かせて見事にVをつかみ取った。10月にはGⅢ熊本記念で優勝を争い、存在感を見せつけている。今シリーズもフレキシブルに動いて上位へと進出してこよう。犬伏湧也とともに勝ち進めば、Vがくっきりと見えてくる。
 新山響平は相変わらず積極性が光っている。今年は安定感も増し、9月にはGⅢ青森記念でVを争い、先の寬仁親王牌では古性や脇本らと覇を競うなど近況も充実。今シリーズは新田祐大か佐藤慎太郎との連係で期待に応えてみせる。
 新田も好調で8月に松山GⅢで完全Vを達成し、その後もコンスタントに連対している。連覇がかかる今シリーズは新山か小原佑太に乗ってVゾーンを狙う。
 地元で奮起する鈴木竜士と高橋築、勢いがある伊藤颯馬、攻め幅が広い伊藤旭と松岡辰泰も見せ場はありそうだ。


(サンケイスポーツ)

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