京王閣競輪GⅢ

シン東京ミリオンナイトレース

開催展望

 京王閣競輪の3日制G3「シン東京ミリオンナイトレース」が7月14日から16日までナイターで開催される。9車立て7個レースで行われる。
 世界の山崎賢人が大会をリードする。昨年10月に行われた世界選手権では日本勢37年ぶりとなる男子ケイリンでの金メダルを獲得。日本の競輪では力を発揮できていないが、スピードは圧倒的だ。直前のG1岸和田「高松宮記念杯」は1走目2着、2走目3着入線も誘導妨害で失格。不完全燃焼に終わったが、状態は悪くない。松岡貴久、田中誠らと連係し、昨年6月以来のG3優勝を目指す。
 地元の鈴木玄人は6月のF1平塚を完全V。初日、最終日は早めの巻き返し、2日目はまくりと、いずれも自ら動いての力強い内容だ。関東勢は地元の寺沼拓摩、大矢崇弘のほか、吉田有希や山口多聞、松崎広太といった若手の先行型も多く参戦。大会を盛り上げる。
 このほか直前のF1松戸Vの和田健太郎、6月G3富山で決勝に進出後F1熊本優勝と波に乗る嵯峨昇喜郎、6月の戦線復帰後に安定した成績を残している中釜章成も注目だ。
 またガールズケイリンも同時開催。A・Bに分かれ各2個レースが行われる。Aにはホームバンクの石井寛子、オールスター9年連続トップ選出の児玉碧衣が参戦。Bには昨年までナショナルチームに所属し世界と戦ってきた太田りゆ、梅川風子らが出場する。

左から鈴木玄人、山崎賢人、和田健太郎


(報知新聞社)

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