
開催展望
宇都宮競輪開設76周年記念GⅢ「第1回レジェンド神山雄一郎カップ」が 15日から18日まで4日間にわたって開催される。昨年12月に現役引退、栃木が生んだスーパースター神山雄一郎氏(現・日本競輪選手養成所所長)の名が今回からレースの冠に。主役は地元栃木のエースでS班の真杉匠(写真)。坂井洋(写真)ら同県、関東の仲間とラインを組んでの勝負。絆の連係でVゲットなるか。真杉と同じS班は新山響平(写真)、清水裕友(写真)。そのほか松浦悠士、浅井康太、佐藤慎太郎、嘉永泰斗ら豪華メンバーが出場する。
真杉は23年5月の74周年で地元記念初V。昨年は9月共同通信社杯で地元GⅡを制した。記念連覇と、当地でのグレードレース3連続Vへ。強敵がそろうが偉大な同県先輩の冠レースにもなった地元記念では負けられない。名古屋ダービーの決勝は最終バック5番手から捲り切ったが2着。後ろを回って追い込みVの吉田拓矢とラインでワンツーが決まったことは、もちろん喜ぶべきこと。だが、ゴール前での接触が響いたこともあり悔しさが残ったことも確か。ここで今年初Vを。勝ちたい気持ちをしっかりと結果につなげる。
真杉と同県での連係に集中するのは地元勢で真杉に次いで高い得点を持つ坂井。しっかり食らいつきゴール前勝負へ。そのほか地元の1班は動ける雨谷一樹、長島大介と追い込みで堅実な神山拓弥。雨谷と長島は今年2回目の地元参戦。雨谷は2月、長島は3月にFⅠでVゲット。気合を込めて戦う。
果敢な走りで北日本を引っ張る新山はダービー決勝でも先行。ここでも迷うことなく積極策。持ち味を生かして押し切りを狙う。佐藤は1月の落車で骨盤骨折。ここが約3カ月の欠場から復帰して3場所目となる。名古屋ダービーでは最終日に1勝。そこから中9日。できる限りコンディションを整え、足りない部分は気持ちでカバー。復活の手応えをつかめるか。
ダービー失格の悔しさを次走のここにぶつけるのは清水。中国で松浦悠士と強力連係。22年3月当地ウィナーズカップは太田竜馬―松浦―清水で先制し、番手捲りの松浦を差してV。松浦はダービー前にFⅠでV2回。ここで再び清水とワンツーへ。2人で流れを引き寄せられるか。
浅井は当地記念で13年、20年と2V。昨年共同通信社杯は一予9着も、22年ウィナーズカップでは決勝へ。鋭く伸びると怖い。九州は動けるタイプがそろうが得点上位は嘉永。強烈な捲りでV争い。南関は1班が小原太樹、中村浩士の2人だけ。小原は目標不在なら自在戦か。舞台は直線の長い500バンク。流れに乗って踏み込むと浮上がありそう。
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スポーツニッポン新聞社
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