
開催展望
高知競輪開設75周年記念「GⅢ・よさこい賞争覇戦」が3~6日の4日間にわたり開催される。S級S班は今月から追加選出された犬伏湧也をはじめ古性優作、脇本雄太、真杉匠、清水裕友が参戦。超ハイレベルなバトルが桜咲く高知500バンクで展開される。
犬伏が地元地区の高知でS級S班としての初戦を迎える。21年7月の本格デビューからパワーアップを続け、GⅠでは4回のファイナル進出。競輪界の最高クラスにまで駆け上がり、ビッグタイトル獲得へ突き進む四国のエースが強烈無比なカマシ、まくりを武器に難敵を撃破する。清水は中四国連係で犬伏とタッグを組む。ピタリと追走してゴール前で豪脚を駆使する。
近畿勢が脅威だ。古性は前場所のGⅡ・ウィナーズカップ(伊東)で優勝。高知は23年にGⅠ・全日本選抜優勝の実績があり、究極のオールラウンダーが縦横無尽に駆ける。今年のGⅠ・全日本選抜(豊橋)を制し、グランプリスラムを達成した脇本も激走だ。新田、松井、山口も上位争いを展開する。
ハイパワーを駆使して難敵に挑む。松井は2月の奈良記念で優勝。21年8月の小田原以来となる3年半ぶりのGⅢ制覇を果たした。決勝は道場晃規マークから最終ホームで番手まくりを放ち、古性優作の猛追を振り切る見事な豪脚を見せた。続くGⅠ・全日本選抜(豊橋)は2次予選敗退だったが、3日目、最終日は連勝。意地を見せる好走だった。
南関地区の主力としてビッグレース戦線で奮闘する。今年のKEIRINグランプリはホームバンクの平塚が舞台だ。「そこを目標にして走りたい」と闘志がみなぎっている。高知では23年2月の全日本選抜で2勝。バンクへの対応力はしっかりと示した。ツボにはまれば今回のメンバーでも優勝のチャンスは訪れる。豪快に踏み抜いて存在感をアピールする。


(デイリースポーツ)
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