伊東温泉競輪開設75周年記念G3

椿賞争奪戦

開催展望

伊東温泉競輪開設75周年記念G3「椿賞争奪戦」が11日から4日間にわたって開催される。深谷知広は2年ぶりのS級S班復帰こそならなかったが、引き続き状態は良好。岩本俊介、和田真久留、佐々木真也ら南関の仲間と結束して2015年以来2度目の大会制覇を目指す。清水裕友―松浦悠士の中国コンビや中野慎詞、山田英明らが激しく抵抗する。
深谷が主役を務める。賞金ランク上位で臨んだ前々回の小倉「競輪祭」(〈6〉〈3〉〈6〉〈1〉〈2〉着)は二次予選で敗退。2年ぶりのグランプリ出場はかなわなかったが、残り2日間で連対して面目は保った。前回のF1取手(《2》〈2〉《5》着)では、吉沢純平、武田豊樹ら地元勢を引き連れて3日間しっかりと主導権を奪取。未勝利には終わったが、吉沢の優勝に大きく貢献するなど状態の良さは十分に伝わってきた。岩本、和田、佐々木に地元の後輩・道場晃規らとともに大会をけん引する。
 清水―松浦の中国勢に警戒が必要だ。S級S班からの陥落は決まったが、ともに近況の動きなどを見る限り状態自体に問題はない。清水は佐世保記念から中2日での現地入りとハードスケジュールではあるものの、新年に向けてもしっかりと走って流れを作っておきたいところ。体のケアをして態勢を整えて乗り込んでくる。同じローテーションながら佐世保記念を制して臨む松浦や、岩津裕介らとひけを取らない層の厚さで抵抗する。
 他にも、中野を先導役に成田和也らが結束する北日本ライン、好調な山田を中心にまとまる九州勢も軽視はできない。

(報知新聞社)

伊東記念に出場する(左上から時計回りに)深谷、岩本、松浦、清水、中野

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