前橋競輪 開設76周年記念

三山王冠争奪戦

開催展望

 前橋競輪の開設76周年記念・三山王冠争奪戦GⅢが27~30日の4日間、開催される。地元群馬から佐々木悠葵、小林泰正のツートップが出場する。S班の南修二と中釜章成の大阪コンビ、前橋と好相性の浅井康太(三重)、青野将大―小原太樹の神奈川師弟コンビ、しぶとい武藤龍夫(埼玉)や、渡部幸訓(福島)、西田優大(広島)、山田庸平(佐賀)らが参戦する。

 地元GⅢ初優勝を目指す佐々木は、松山オールスター競輪GⅠ(以下AS)は準々決勝A(9着)で勝ち上がりに失敗したが、1次予選1着、2次予選2着に好走した。中9日あり疲れも取れている。小林との前後は先行回数の多い佐々木が前回りか。今シリーズの機動型では、佐々木のパワーとスピードが一枚上。走り慣れたドームバンクだけにタイミング良く仕掛けて押し切り、今年2月の奈良以来、通算4度目のGⅢを飾りたい。
 小林は2年前の開設記念の覇者。当時は真杉匠の積極先行に小林―佐々木が追走し、小林が番手まくりでものにした。6月高松宮記念杯GⅠで落車し2カ月の欠場を余儀なくされたが、復帰戦のASで負け戦ながら2着2回と好走した。状態の上積みが望めるだけに、佐々木との好連係で大会連覇も十分ある。
 S班の南は同郷の中釜章成や近畿同士の谷内健太(京都)らを目標に打倒地元ラインをもくろむ。南は昨年の快進撃こそ見られないが、ASで1、2次予選をともに2着に入るなど、状態は悪くない。目標が主導権を取ってくれれば、後方から襲ってくるラインを巧みなブロックで止めて、直線抜け出すシーンもありそうだ。中釜は強烈なまくりで6月青森、7月和歌山のFⅠを優勝するなど好調をキープ。短走路だけに早め早めの仕掛けで南と上位独占をもくろむ。
 ベテラン浅井は13、15年の当地GⅢを制しているようにバンクとの相性は抜群だ。中部ラインで橋本優己(岐阜)や岐阜に移籍した吉田有希を目標にチャンスをうかがう。
 青野―小原の神奈川師弟コンビも軽視はできない。青野が主導権を取り切れば、番手の小原が優勝争いに顔を出す。埼玉のマーカー武藤は地元勢との連係で上位争いに顔を出す。
 西田優大は昨年の小松島GⅢを制し名を上げた。6月宇都宮GⅢ(決勝8着)以来、決勝に進めていないが、自力型有利なバンクなので積極策で活路を開きたい。山田庸平はASの2次予選で失格をしてしまったが状態は悪くない。追加で参戦する伊藤旭に乗って直線で伸びる。参加選手で競走得点トップの渡部は同県の小松崎大地と同乗なら番手回り、北日本の目標がないときは関東勢と連係か前前勝負で活路を開く。
 S級2班では復調著しい窓場千加頼(京都)、積極的な中島詩音(山梨)らもメンバー次第では面白い存在になる。(日刊スポーツ)

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