伊東温泉競輪 GⅢ 開設76周年記念 椿賞争奪戦

開催展望

伊東競輪の開設76周年記念・椿賞争奪戦GⅢが2~5日の4日間、開催される。3月防府ウィナーズカップGⅡを制した地元の深谷知広(静岡)が中心のシリーズになるが、吉田拓矢(茨城)、古性優作(大阪)のS班も互角だ。豪華メンバーが出場する伊東バンクから目が離せない。

 雨走路で行われたウィナーズカップ決勝で、深谷が雨を切り裂く豪快なまくりを放った。2着の真杉匠に3車身もの差をつける圧勝劇だった。23年9月青森の共同通信社杯GⅡ以来となるビッグレース制覇に「普段は最終日に向かって疲れが出るのに今日は違った。準決が終わってからいつも以上にケアしてリカバリーに気を使ったことが良かったのかな。最後になって(かみ)合った」と笑みがこぼれた。静岡に移籍後、昨年12月の当地GⅢを初制覇した。あれからわずか3カ月半。この秋にスタンド再整備を控える今年は4月開催となったが、連覇に向けて深谷が機動力を全開する。
 地元同士の渡辺雅也が深谷に食い下がる。道場晃規は深谷の前回りを志願するケースもありそう。神奈川の佐々木龍や嶋津拓弥は地元勢と連係して上位進出を狙う。
 古性は昨年、すべてのGⅠで決勝に進出し、今年も全日本選抜GⅠで脇本雄太の2着に食い下がった。ウィナーズカップも決勝に進出(4着)しているし、状態は高いレベルで維持している。伊東での昨年のウィナーズカップ決勝は衝撃的なレースだった。寺崎浩平のまくりを追走しながら、真杉のまくりを強烈なブロックで止め、返す刀で鋭く差し切り優勝した。相性いいバンクだけに優勝も十分ある。
 吉田は今年、6場所で決勝を逃したのは全日本選抜だけ。昨年よりもまくりに切れ味が増し、安定した成績を残している。メンバー的にラインの先頭で戦うシリーズになりそうで2月静岡以来となるGⅢ制覇を狙う。混戦になれば強烈なまくり足を持つ山口拳矢(岐阜)が浮上する。全日本選抜決勝で3着に入るなど、昨夏からいい状態を維持している。
 大ベテラン佐藤慎太郎(福島)は3月久留米FⅠで通算500勝を達成し、続く取手のワールドサイクリスト支援競輪を制するなど今年は順調な滑り出し。49歳4カ月での達成は、競輪選手養成所の神山雄一郎所長が持つ47歳10カ月のGⅢ最年長優勝記録を大きく更新した。同県の飯野祐太(福島)や北同士の小原佑太(青森)らを目標に差し足を伸ばす。
 町田大我(広島)―桑原大志(山口)の中国ライン、ベテラン健在の荒井崇博、吉田目標の神山拓弥(栃木)、恩田淳平(群馬)らも圏内だ。(日刊スポーツ)

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