京王閣競輪GⅢ

東京オーヴァルカップレース

開催展望

 京王閣競輪で東京オーヴァルカップレース(GⅢ)が26~28日の3日間、開催される。7車立てで競輪を知った若いファンに9車立ての魅力を知ってもらうために始まった3日間制GⅢ。今回は後節で、前節は和田健太郎が直線伸びて優勝した。
 S級は9車立て7個レース、A級は7車立て5個レースで行われる。S級は真杉匠(栃木)、吉田拓矢(茨城)の新関東ゴールデンコンビが強力なラインを組む。機動力では引けを取らない寺崎浩平(福井)、復調顕著な清水裕友(山口)も圏内だ。A級はオールドファンになじみの岡部芳幸(福島)、金子貴志(愛知)、梶応弘樹(愛媛)のタイトルホルダーが出場する。

 真杉、吉田の関東栃茨コンビが本線を形成する。真杉は直前の玉野サマーナイトフェスティバルを連覇し、ようやく今年初優勝を飾った。佐々木悠葵を目標にした決勝は最終ホームで太田海也にたたかれたが、番手の清水を飛ばして太田にスイッチ。早めに追い込み、追走の吉田を微差抑えた。3月伊東ウィナーズカップ、5月名古屋日本選手権は準優勝と、あと1歩及ばなかっただけにうっぷんを晴らす快走だった。賞金は1億円を超え、3位にランク。グランプリ出場をほぼ確定させた。先行、まくりの機動力は輪界1、2位。好機に仕掛けて押し切りを狙う。
 吉田は真杉のまくりに乗って日本選手権を制し、賞金ランク首位を走る。サマーナイトFの決勝は真杉に微差迫る準優勝と好調を維持している。自力足でもトップクラスだが、真杉を目標にできる今シリーズは差し切りも十分ある。吉沢純平(茨城)、地元の高橋築(東京)らがラインを固める。
 寺崎は2月豊橋の全日本選抜で決勝2着に粘り、番手を回った脇本雄太のグランプリスラムに貢献。6月岸和田の高松宮記念杯では積極果敢に飛び出し、追走の脇本がGⅠ・10勝目を飾った。まくりの切れ味に加え、先行した時の末の粘りが確かになってきた。GⅠ優勝に最も近い一人といえる。ここで関東勢を破るようだと、周りの評価がさらに上がる。寺崎にはベテラン三谷将太、中部近畿ラインで志智俊夫や皿屋豊が援護する。
 中四国勢は復調著しい清水が軸となる。機動型の町田太我と佐々木豪、追い込み型の小倉竜二、香川雄介が清水の前後を固める。その清水は例年、夏場に成績を落とすが、宮記念杯決勝4着など今年はひと味違う。サマーナイトF決勝は真杉に飛ばされ8着だったが、2勝を挙げるなど状態は悪くない。町田、佐々木らを目標にするか、ラインの先頭なら自力勝負で活路を見いだす。
 ほかでは徹底先行で力を付けている後藤大輝、ベテラン健在の荒井崇博ら九州勢も一発の魅力を秘める。

(日刊スポーツ)

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