開催展望
大阪・関西万博協賛、開設73周年記念立川競輪「鳳凰賞典レース」が1月4日から7日まで4日間にわたって開催される。2025年最初のGⅢに、そうそうたる顔ぶれがそろって激突。S級S班からは4人が参加。その中で同県強力タッグは郡司浩平(神奈川・99期)と北井佑季(神奈川・119期)。積極的に仕掛ける北井の番手で郡司が有利に運ぶか。関東の軸は地区のリーダー平原康多(埼玉・87期)。当地記念連覇の実績ある清水裕友(山口・105期)も中国連係から互角の争いへ。そのほか前S班の山口拳矢(岐阜・117期)、好調をキープする荒井崇博(長崎・82期)ら豪華メンバーが白熱のバトルを繰り広げる。(電投番号「28#」)
暮れの大一番、グランプリでは結果を残せなかった郡司と北井。北井を先頭に千葉の岩本俊介と南関3車で結束も先手をキープできず郡司4着、北井9着。新年の初戦は、その悔しさを2人で晴らせる舞台。北井が逃げ粘れば、番手を回る郡司に展開有利。差し切って今年初Vを決めるか。
平原は立川記念で過去3V。頼れる自力型は吉田拓矢(茨城・107期)や菊池岳仁(長野・117期)。地元ホームでのGⅢに燃える鈴木玄人(東京・117期)と埼京での連係も。4度目の制覇へ強い気持ちで戦う。
清水は単騎戦だったグランプリで2着。カマして先制した脇本雄太―古性優作の近畿勢の後ろ。ゴール前で抜け出した古性に続いたが優勝までは届かなかった。当地記念は19、20年にV。実績あるシリーズでもあり期待度は高い。同地区で同学年の取鳥雄吾(岡山・107期)と連係。信頼を寄せる同県先輩の桑原大志(山口・80期)がいることも大きい。
中部の主力は一昨年のグランプリ以来の当地出走となる山口と、先行基本のスタイルでパワーアップした藤井侑吾(愛知・115期)。藤井はS級では初の立川参戦。果敢に攻めの走りでアピールする。
デビューから25年、46歳にして進化を続けるのは荒井。昨年は9月宇都宮共同通信社杯、11月小倉競輪祭とビッグレースで2回決勝進出。目指すはまだ踏んでいないグランプリの舞台。今年も高いレベルで活躍へ。立川記念は07年にV。21年以来、4年ぶりに走る今年も有力なV候補として注目される。
スポーツニッポン新聞社
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